tb018  日付情報の入力



時系列分析、パネルデータ分析、生存時間分析等において、前提となるデータに日付情報が含まれることはよくあります。その場合、2017や2018といった年号だけであれば数値情報としての認識に何ら問題は生じませんが、7/2018とか3Q2018といったデータを入力した場合には、"/"や"Q"という文字の存在により情報は文字列データとして認識されてしまいます。従ってそのままでは時間変数として使用することはできません。

Stataにおける正規の時間変数は01jan1960を起点とした整数値として表現されます。例えば7/2018であれば1/1960から数えて702ヶ月目に当るため、702という整数値となります。また3Q2018の場合には1Q1960から数えて234四半期目に当るため、234という整数値となります。いずれにせよ、"7/2018"とか"3Q2018"といった文字列データを数値データに変換するといったプロセスが最初に必要となるわけです。

この変換を支援するためにStataにはmonthly()とかquarterly()といった関数が一式用意されています。具体的な用法についてはマニュアルページ [U] 24 Working with dates and times (mwp-001) をご参照ください。

 2017や2018といった年号の場合にはその起点は西暦0年となります。分析の種類によっては効果が正しく計算できないことがあるので、適宜起点を1960年等に変更してください。


小技コーナー ページへ戻る

 = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =

© 2018 Math工房