tb023  変数の削除



Stata11ではVariables Managerが登場し、変数の管理が一元的に行えるようになりました。これに起因して、変数の削除というメニュー項目がなくなってしまったので、少々戸惑われた方も多いのではないでしょうか。

と操作すると Keep or drop observations というメニュー項目は見つかります。これを選択することによって観測データ(observations)の削除操作は行えます。Stata10では同様の操作で Keep or drop variables という機能項目が選択できたのですが、Stata11/12では消滅しています。要は、変数操作に関することはすべてVariables Managerで行う形に改められたわけです。

それではExampleデータセットauto.dtaを用いて変数の削除操作を実行してみましょう。

. sysuse auto.dta

auto.dtaをロードした状態でVariables Managerを開くと次のようなダイアログが表示されます。

*1 専用のアイコンも用意されています。

右側のVariable Propertiesという領域(pane)を使うことによって変数名の変更や値ラベルの設定等が行えるわけですが、変数の削除という操作は左側のVariable paneを用いて行います。今、make, mpg, weight, foreignという変数のみを残し、他の変数はすべて削除したいとします。

この操作によってメモリ上にロードされているデータセット中の変数はmake, mpg, weight, foreignのみとなります。


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